ダルカレー
彼氏が作った料理がかなりおいしかったので、レシピの記録を兼ねてご紹介します。
今回はダルカレーです。ダルとはヒンドゥー語で豆のことを指します。狭義ではひきわりの豆を煮込んだ料理のことだそうですから、"ダルカレー"というのは重複表現かもしれません。厳密に考えるとキリがなく、わたしはインド料理に明るいわけでもないので、この素人がよ…と寛容に読んで頂ければ幸いです。
※上に載っている鮭は別で作ったもので、今回は紹介しません。
まず材料を紹介します。
・ムングダル(緑豆)
・トゥールダル(黄豆)
・トマト 1個
・ししとう パックの半分くらい
・玉ねぎ 小1個
・にんにく 1かけら
ダルはいずれもひき割りで、皮なしのものです。違いがわからん。
ししとうは青唐辛子の代替です。辛味はチリパウダーで補完します。
次に使用した調味料等です。
ホールスパイス:
・カシア
・クミン
・クローブ
・赤唐辛子
パウダースパイス:
・チリペッパー
・アサフェティーダ
その他:
・塩
・ギー
カシアはシナモンと同じクスノキ科の木です。シナモンと同様樹皮を使用します。シナモンでもいいんじゃないかな。
アサフェティーダはヒングとも呼ばれます。セリ科の植物らしいです。においが強烈で、嗅ぐとエンッ!てなります。ググったら"「悪魔の糞」とも表現される"という記述が出てきて笑いました。インドでは、ダルや芋料理に使われるそうです。
ギーはインドのバターオイルです。これはバターで代替すると風味がまるで変わってしまいます。安価ではないものの、風味が大変よく保存性が高いので、カレーが好きだという方は買っていいと思います。
その他注意:
本レシピでは圧力鍋を使ったので浸水時間が短いです。通常の鍋を使用する際は十分に浸水する必要があります。
さて、作っていきましょう。
ムングダル・トゥールダルをそれぞれ1/2カップずつ、ざっと浸水します。
よく茶色いゴミみたいのが混ざってるので、ザルでちゃんと洗ったほうがいいかも。今回はゴミごと食べました。おいしかったです。
水の量は適当に、豆から数センチくらいまでいれます。
軽く浸水したら、圧力をかけていきます。10分くらい?
こんな感じになりました。てろんてろんです。
トマトとししとうを加えます。
トマトは賽の目状に切り、ししとうはヘタを取ります。トマトは煮崩れるのでそう細かく切る必要はなさそうです。
沈まない。
焦げないように気をつけつつ、煮こみます。
並行して、別の鍋で玉ねぎとにんにくを炒めます。
たっぷりのギーを火にかけ、溶けたら上記のホールスパイス、それとアサフェティーダを加えます。
ギーは大さじ3くらい入れてました。入れすぎだろと思ったのですが、完成品を食べた時に炒めた玉ねぎがあまりにも美味しかったので、ギーのおかげなのだろうと推測しました。ケチらず使っちゃいましょう。
スパイスの香りが出たら、玉ねぎとにんにくの粗みじんを加えてよく炒めます。大きめに切ると食感が良いです。
茶色くなるまでしっかり炒めます。
ダルのほうの鍋にターメリック、チリパウダーをぱっぱと加えます。
この頃にはトマトが溶けています。
そして玉ねぎ等が炒まったら、ダルの鍋に合わせ入れます。
最後に塩を加えて好みの味に調整します。あとは軽く混ぜ混ぜすれば完成。
こんな感じのてろ系ダルができました。
優しい舌触りと味わいですが、ギーやスパイスの香りが立ってとても美味しいです。前述の通り、玉ねぎがめちゃくちゃおいしいです。やめられない止まらない、ダル…。
ムングダルとトゥールダルの2種で作ったことによって、1種の場合とどう変わるか?と聞かれると、正直わかりません。でもとにかくおいしかったです。トゥールダルは手に入りやすいものでもないので、ムングダルだけで作ってもいいかもしれないですね。
以上です。簡単でおいしいベジカレーなのでぜひ作ってみてください。